な日々。 藤井大造
「いつ頃完成したのですか?」
 
 昨年の夏にデッキが完成したのですが、父がそのころ遊びに来ていて、毎朝籐の椅子にかけながら新聞を読んでいたり、空を眺めて過ごしてました。とても気に入っていたようで、近所の方がみえてもデッキだと気軽にお喋りできるので「自宅でもこんなものがほしかったなぁ」といってましたよ。

「ウッドデッキができてから、何か楽しまれましたか?」
おきまりですが、みんなを
集め、ジンギスカンをしたのですが、人数が多かったので椅子やテーブルだと入りきらないんですよ。皆、床に座ってもらい七輪で囲むようにしました。デッキは杉材なので直に座っても痛くないですね。腰をかけて、食べ、飲み、しゃべるというのはイイですね。七輪を使うことが多いので、魚を焼くと煙がでるため家の中では難しかったのですが、デッキができてからは、気軽に外で楽しめますね。ビールを飲みながら焼いている、とそのまま食事も外で食べています(笑)。


「お気に入りの過ごし方は?」

 一番好きなのは、月夜の晩に風呂上がりにデッキで涼むこと。我が家は外に風呂があるので丁度いいですよ。デッキがあると内の空間から簡単に「場」が変われるのでそこが面白いですよね。目の前に海岸があり、いつでも海をみることができますが、ちょっと気分展開したい、しかも簡単に!というのがデッキの良さだと思うんですよ。



「手入れはどうしているのですか?」
 月に一度くらい雨が降った後に、デッキブラシで汚れを落としています。素足で 歩くことが多いので、キレイにしたいですね。新建材のベランダだと固いし、冷たいので素足で歩く気になれないですが、木もちeーデッキは温かくて、気持ちがいいですね。


    
▲ 右:晴れ、左:雨天、写真:大森有紀写真スタジオ
▼ ウッドロングエコを塗布し、シルバークレーに変わった。S邸

「木もちeーデッキは色の評判が良いのですが、どうでしたか?」

 一ヶ月くらい経つとシルバーグレーの色に変わりましたね。見ていて飽きない色です。この色と質感は天候によって変化があり楽しいです。晴れている時は明るい枯れた感じの色ですが、雨にしっとり濡れると、
神代杉のような風貌ですよ。デッキに盆栽を置いていますが、しっとり濡れた緑と相性がいいですよ。目立たず自然に寄り添うような仕上がりです。
神代杉:火山の噴火で火山灰に埋もれ、半化石化した杉、木もちeーデッキのように枯れたシルバーグレーのような色味が特徴
 ▲2007.11.ジャパンホーム
  ショーにて、木もちe-デ
  ッキ丸ごと展示

「木もちeーデッキは、展示会での評価はどうでしたか?」
 展示会で初めて新商品を紹介するときはお客様が「興味を示してくれるか」「評価はどうなのか」は気になります。未晒し蜜ロウワックスと違い、今まで市場にはでてない新しい切り口の木材「ウッドデッキ材」をどのように説明するか直前まで必死に考えました。
 ウッドロングエコは2002年より販売しました。ウッドロングエコを木に塗装した後、木がシルバーグレーに変化します。4年くらい前は工務店さんや塗装業の方に「この色どうにかならないか」といわれたものでした。私は「落ち着いた飽きない色でいいのになぁ」と思っていました。実際ウッドロングエコを使った施主様からの評
判もよく、施主様のご近所の
方々から問い合わせがありました。自分の家に
木もちe-デッキに使い、なぜ施主様からご好評
を頂いたのか理解できました。「住まいは日常
空間。むしろ主張しない色味だからこそ良いの
ではないか。」建築業者の方から短所といわれ
ていた色味でしたが、むしろもっと誇りにもっ
てもいいのではないのかと確信しました。



 ジャパンホームショーという展示会では、こ
の色味が全面的にみえるように壁もパーゴラー
も全て空間全体に木もちe-デッキを使い「ウッ
ドデッキのある生活を魅せる」仕様にしました。
会場に木もちe-デッキを設営している時から「
これは何?」「面白いねぇ」と建築業者様から
問い合わせがあり「これはいける」と確信しま
した。機能性はもちろんでしたが、この枯れた
感じが気にいり内装業者の方からは「装飾とし
て使いたい。」造園業の方からは「庭にポイン
トでいれると落ち着いたナチュラル感がでて雰
囲気がいいよ」特にログビルダーの方は外壁は
木が多いので「施工物件に使いたい」といった
問い合わせが多くなりました。


今までの建材常識では欠点と思えていたものが、
長所に変わったのは、この展示会からでした。

 

 






 ▲木もちeーデッキは、ファッション系
  ショップ内装として好評です。いろい
  ろな方々に国産材やエコを楽しんでも
  らいたいと思います。僕は多分野にか
  け本を読むのが好きです。得に農業の
  関係は、常に新しい技術や研究が面白
  い。視点や発想を展開していけば、も
  っと需要があると思います。山を身近
  に感じる仕掛けを考え中です。